初めての生検って不安ですよね?
このページでは「生検の不安」について、悪性リンパ腫の特定に3度も生検手術したわたしの経験からお答えします!
「3度も?何で?」と思われた方。
経緯を「がん体験記」に記してありますので、よかったらどうぞ!
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がん体験記 発症編① ~悪性リンパ腫の始まり~
現在がんと闘っている方々、そしてその周りの方々を少しでも勇気づけるために、 私のがん(悪性リンパ腫)発症から復活までの道のりをここに記します。 また、健康な方も命について考えるきっかけに ...
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「その前にあんた誰?」と思われた方。
わたしは古賀と言います。25歳で悪性リンパ腫になり闘病生活を送って復活しました。
プロフィールの詳細はこちらです。
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プロフィール
こんにちは、古賀正雄です。現在36歳です。 簡単ではありますが、こちらのページで自己紹介とこのブログについてお話します。 高校時代 学生時代は主に野球をしていました。 進学先の高校も野球で選びました。 ...
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以下について説明します。
ポイント
- 生検は病気を特定するための検査
- 麻酔が効くため、痛みはあまりないが例外あり!
- 全身麻酔の場合もあり
- 結果が出るまで約1ヶ月
最後に一番伝えたいメッセージを用意してあります。ぜひ最後まで読んでいってください。
生検手術とは?何のためにやるの?
そもそも生検とは?
生検は「生体検査」の略です。腫瘍の一部分を針やメスで採取して、顕微鏡などで拡大して見て調べます。
生検にもいくつかタイプがあり、経皮的生検(針生検)や内視鏡下生検、外科的生検といったものがあります。
※わたしはメスで切り取る外科的生検を経験しました。
簡単に言うと、
「なんか腫瘍があるけど良性か悪性かわからない。だから細胞切って見せてね。」
っていう検査です。医者は神様ではありませんから、検査しないとがんの詳細がわかりません。
わたしのがんは悪性リンパ腫でしたが、一口に悪性リンパ腫と言っても様々なタイプがあります。
このタイプを特定するための検査でもあります。タイプによって治療法も違いますからね。
生検は局所麻酔?全身麻酔?痛みを感じるの?
疑いのある病気や生検する患部によって「局所麻酔」か「全身麻酔」か決まりますが、大抵の場合は局所麻酔です。
わたしの場合も局所麻酔でした。局所麻酔の場合は日帰り手術がほとんどです。
局所麻酔だと意識があるから「痛みを感じるんじゃないか。。」と不安になりますよね?わたしも不安でした。
3度の外科的生検経験から正直な感想を言うと、
「基本的に痛くない!ですが場合によっては痛い!」
です。
「場合によってって何(怒)?」と言いたくなるかと思います(笑)。説明します!
生検手術は始めに麻酔をうちます。これは血液検査で注射をうたれる痛みと同じくらいです。
ただすぐに麻酔が効くので血液検査よりも痛くありません。
麻酔が効いたら患部をメスで切られます。
ここで先生から「痛かったら教えてね!」と言われると思います。
麻酔は一度にたくさんの量をうちません。痛かったら徐々に追加してくれます。
ですので、麻酔を追加するタイミングで一度「痛み」を味わうことになります。
また、腫瘍のある位置によっては麻酔が効きづらいこともあります。
わたしは2回目と3回目が実際に麻酔が効きづらい場所だったようで、まぁまぁ痛かったです(笑)
普通に切られる痛みを感じました。。
反対に1回目の生検は麻酔がよく効いており、ほとんど痛みはありませんでした。
患者側ができる対処法としては「痛かったら痛いと言う!」。
これだけです!
素直に麻酔を追加してもらいましょう!
痛みについて少し補足すると「不安」は痛みを増幅します。
わたしは痛みと同時にこれからの「不安」が急に心を襲ってきたので涙が思わずこぼれてしまいました。
そんな時は手術スタッフの方が気持ちが落ち着くように声を掛けてくれたり、腕をさすってくれます。
人間的な麻酔も効果ありです!
生検後。麻酔が切れた後の痛みは?
少し「ジンジン」とするくらいでそれ程痛くはありません。ただ無理に患部を動かすと「切れてる痛み」を感じますのでそっとしておいてください。
数日した後に抜糸をしますが、ちょっと「チクッ」とするくらいです。
痛み止めも処方されますので、あまり心配いりません。
生検で全身麻酔はダメなのか?メリット、デメリットは?
ここまで聞くと、「やっぱり痛いのか。。全身麻酔がいいな。。」と思ったかもしれません。
全身麻酔のメリット・デメリットをあげておきましょう。
メリット
眠っている間に手術が終わる
デメリット
吐き気や頭痛など副作用があり、体に負担がかかる
入院が必要になり、費用がかさむ
確かに全身麻酔の最大のメリットは寝ている間に手術が終わってしまうため、痛みを感じずに生検を終えれることが最大のメリットです。
しかし吐き気や頭痛など、体に負担がかかることや、入院が必要になってしまい費用もかさみます。
痛みが不安かもしれませんが、医師が「局所麻酔で」と言っているのであれば局所麻酔の方が良いでしょう。
生検結果が出るまでの期間はどれくらい?
わたしの場合は約1ヶ月でした。この期間がとても不安だと思います。
「もし悪性だったら。。」と考えがちですが、一旦忘れて日常を過ごしましょう!
生検費用は?
生検の内容によって変化しますので、診察時に効いてみるのが良いです。
わたしの場合は1万円程度だったと思います。
※悪性リンパ腫生検で局所麻酔。日帰り手術。
まとめ:生検とは?
生検について、簡単にまとめます。
ここまで読んだらまだ閉じないで!最後にメッセージを送ります!
まとめ
生検って?
⇒病気を特定するために患部を切り取って調べる検査
麻酔を追加するタイミングや麻酔の効果が薄い位置は痛い!
⇒痛かったら麻酔を追加してもらおう!手術スタッフのサポートもあるよ!
生検する内容によっては全身麻酔だが、大抵が局所麻酔
⇒全身麻酔にすることも可能だが、体に負担がかかったり費用がかかるので局所麻酔でがんばろう!
結果が出るまで約1ヶ月
⇒結果は一旦忘れて、普段の日常を過ごしましょう!
このページを訪れたあなた。このページを読んでいる理由は何でしょうか?
「不安」だったからでないでしょうか?わたしも当時は不安でした。
わたしは医者ではありません。
痛みを和らげることもできません。
病気を治すこともできません。
手術ができるわけではありません。
できるのは経験談を話すことと、あなたの背中を押してあげることくらいです。
痛みの分だけ前に進んでいます。
周りは味方です。病院の先生も看護師さんも、周りの家族や友人も。頼れる時は頼りましょう!
良い方向に進むことを祈っております。
すべてが解決したら「楽しい人生」をまた送りましょう!
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