こんにちは、古賀です。
本記事では、「悪性リンパ腫の初期症状」について、わたしの実体験ベースでお話したいと思います。
初期症状について知ることは、とても大事です。
初期症状を知ることで、
がんの「早期発見」、「早期治療」に繋がります。
現在「しこりがある」とか「微熱が続いている」とか、
何か体に異変がある方はもちろん、
健康な方もぜひ参考にしていただければと思います。
自己紹介が遅れましたが、わたしは25歳で悪性リンパ腫になり闘病生活を送って復活しました。
プロフィールの詳細はこちらです。
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プロフィール
こんにちは、古賀正雄です。現在36歳です。 簡単ではありますが、こちらのページで自己紹介とこのブログについてお話します。 目次1 高校時代2 大学時代3 社会人1年目~3年目(発症期)4 社会人4年目 ...
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悪性リンパ腫の初期症状として、以下のような症状が現れます。
各症状と実体験を照らし合わせて解説します。
- リンパ節の腫れ
- 発熱
- 体重減少
- 寝汗
- かゆみ
- 咳
- 嘔吐
など様々
始めにお断りさせていただきますが、わたしの場合は少し特殊なケースかもしれません。
初期症状として「しこり」が現れたのですが、
これのきっかけが「ケガ?」だったのかもしれないのです。
人によって症状が現れる順番やその症状の強さは違うと思われますので、ご注意ください。
事の発端が気になる方はこちらをご覧ください。
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目次
悪性リンパ腫の初期症状!始めは「しこり」
先にお話しした通り、一番始めに現れた症状は「しこり」です。
右脇に小さな腫瘍ができました。
その腫瘍に気が付く何日か前に右脇を痛めたのですが、このケガが腫瘍ができたきっかけだと思ってました。
ただ悪性リンパ腫を特定した段階で医者が言うには「関係ないと思われる」とのことでした。
「それにしてもタイミングが一致しすぎでは?」と思いましたが、今となっては闇の中です。
ちなみに悪性リンパ腫になる原因はまだ解明されていませんが、
免疫力の低下やウイルス感染が原因なのではないかと言われています。
一般的に悪性リンパ腫の腫瘍は痛みを伴わないそうですが、わたしの場合は「痛みあり」でした。
始めの方は少しの衝撃でも痛みが走りました。
しばらくすると「ジンジン」とした痛みに変わっていきました。
特に体が冷えると痛みも増してきているような感じがありました。
悪性リンパ腫の血液検査項目「LDH」の値は?検査中は体調に変化なし
しこりが出来てから約4ヶ月の間は、
徐々にしこりが大きくなり痛みも増してきている状態でした。
ただ体調面の変化はほとんどありませんでした。
血液検査項目に「LDH」という項目がありますが、
悪性リンパ腫の場合、この「LDH」の値が跳ね上がります。
しかし、この検査項目も正常値の範囲内でした。
一度目の生検で良性判定、かつ検査項目が正常範囲内であったため、
少しの間様子を診ることになってしまいました。
そして悪性リンパ腫が特定される頃には「LDH」の値が異常値まで上がってました。
わたしの場合、血液検査がまったく早期発見の役に立ってくれませんでした(笑)
人によっては早めに「LDH」の値が上がるかもしれません。
悪性リンパ腫の初期症状が進行する!風邪が治らず、乾いた咳と微熱が続く
しこりができて5ヶ月あたりが経過した頃に、風邪をひきました。
大体いつもは1週間くらい経つと症状が収まるのですが、1~2週間経っても咳が止まりませんでした。
そして熱も平熱に下がりきらずに、37度手前をうろついてました。
このあたりから
「ちょっとおかしいな。。」
と思い始めました。
インターネットで初期症状を調べてましたしね。
微熱と咳は治療開始までずっと続き、微熱は37度をちょっと超える程度になっていました。
悪性リンパ腫の初期症状がさらに進行!首痛が発生
咳がひどくなってきたと同時に、首が痛くなってきました。
最初は寝違えたかなと思ってましたが、まったく痛みが消えなかったのでどうも違うなと。。
首の痛みがある部分にリンパ節があることを知り、これで悪性確定だなと思いました。
悪性リンパ腫の初期症状がさらに進行!お腹や股関節、腰に違和感
腹痛までとはいかないものの、徐々にお腹に違和感を感じるようになりました。
続けて股関節、腰へその違和感は広がっていきました。
悪性リンパ腫が特定された後にPET検査をしました。
その結果で、お腹や股関節、腰にがん細胞が広がっていたことを確認できました。
違和感がある場所は転移箇所になっている可能性が高いと思われます。
現れなかった悪性リンパ腫の初期症状!かゆみや嘔吐、体重減少は特段なし
初期症状は他に「かゆみ」や「嘔吐」、「体重減少」等がありますが、
わたしの場合は特に現れなかったですね。
体重は少し減りましたが、誤差程度で大幅に減ることはありませんでした。
このあたりが人によって症状が強く出るのかもしれません。
悪性リンパ腫の初期症状の1つ「寝汗」は初回治療でたっぷり
最後に「寝汗」についてですが、これもわたしはあまり出ませんでした。
ただし、抗がん剤の初回治療した次の日は大量の汗が出ましたね。
このあたりも人によるタイミングの違いなのかもしれません。
まとめ:悪性リンパ腫の初期症状
ここまでの話をまとめます。
まとめ
わたしの主な初期症状
- しこり。徐々に大きくなり痛みあり。
- 血液検査は治療直前まで異常なし。
- しこり発生から5ヶ月目あたりで微熱、咳、首痛。
- お腹、腰、股関節あたりに違和感。
- かゆみ、嘔吐、体重減少、寝汗はなし。
「血液がん」の中で日本人が最もなりやすいのが「悪性リンパ腫」です。
正しい知識を身につけて、少しでも早く発見して治療を開始しましょう。
わたしは「大したことないだろ」と思ってしまい、
診断確定までに7ヶ月かかってしまいました。
「無知」が初動の遅れに繋がってしまいました。
悪性リンパ腫と診断されても、落ち込むことはありません。
悪性リンパ腫は1990年台は治療法が確立されておらず治らない病気でしたが、
医学の進歩のおかげで「治る病気」になりました。
確かに治療は長く、肉体的にも精神的にも辛いです。
しかし、闘病を乗り越えたらまた新しい自分が生まれます。
以前の自分よりずっと強い人間になっているはず。
パワーアップして活躍されるあなたを待っています!
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